イギリス着物旅から帰ってきました。

３代目です。

8日間のイギリスの旅から無事に帰ってきました。

まだちょっと時差ボケ気味です。（笑

イギリスに何しに行ったの？は過去のブログで紹介していますのでそちらをご覧ください。
イギリスはオックスフォードへ着物旅のブログへ。

もちろん全日程、着物姿で過ごしてきました

結局持って行けた着物や袴などは荷物の関係上、以下の着物達でした。

・色紋付羽二重五ツ紋アンサンブル
・仙台平縞袴
・鮫小紋織り柄のお召し袷着物（丹後ワタマサ製）
・叢雲絞り染め袷羽織（藤井絞製）
・本場大島紬袷着物（枡儀製）蜘蛛の巣柄
・柿渋糸お召し袷羽織（柴田織物＋小林染工房製）石畳柄
・三河木綿厚地着物（あづまや製）
・西陣お召し袷羽織
・大島紬の袴（枡儀製）
・英国シルクウールで作った野袴（あづまや製）
・浅見叢雲長襦袢（袖無双）
・浅見流砂長襦袢（単衣）
・トリプルガーゼ半襦袢×2枚
・足袋たくさん（インナー足袋も含め）
・草履２足（カレンブロッソ×枡儀）

もっと持って行きたかったですが、これだけで約20kgになりましたので。。（泣

ほぼ毎日着物姿を変えて、そして夜は夜で着替えたり天候によって変えたりして楽しんでまいりました。

結論的には、これだけあればどんな場所にもふさわしく適応できて海外旅行でも困りません！
もちろん、生活するとなれば普段着着物がもっとたくさんなければいけませんが。

お出かけの際は正絹の着物を着て、ホテルに帰ってくつろいだり近くのPUBへ行くときには三河木綿に着替えて行きました。

次にオックスフォード大学での講演ですが

写真の通り、ありがたいことにたくさんの皆様に集まっていただきました。
オックフォードの学生さんがメインで他にも教授の方や一般の方、日本人でオックスフォードに在住の方もいらっしゃいましたよ！中にはてれびじょんをご視聴のイギリス在住の方も応援に駆けつけてくださいました。

講演ではネット放送でもお馴染みのmiyuki_UKさんが皆さんにお見せする着物を貸してくださったり車を出していただきお手伝いくださいました。ちなみにmiyuki_UKさんのお宅にお邪魔して着物鑑定団的なこともしてきましたよ。
miyuki_UKさん、本当にありがとうございました！

講演で私が着た着物は、やはり日本人男子の最高位礼装の紋付羽織袴姿を選びました。

今回私を呼んでくださったイベント主催のジュリさんは訪問着でした。

結論から言えば、ジュリさんや関係者各位のお話ではとても良かったと仰ってくださいました。ホッと一安心です。
私のような者の話でも非常に興味を持って聞いてくださり、なんと20分の質疑応答は延長しないといけないくらい質問が途切れませんでした。日本の着物だけで無く文化に対してとても好感を持ってくださっている印象を受けました。

ジュリさんの教授と３人学生の方に着物を着ていただき講演を聞いていただくことに。

日本人が着物をほとんど着ていない事実を告げると皆さん悲しそうな顔をしていました。着物を着た皆さんの印象をお聞きしたところ、「思ったより動きやすくて暖かいですね」だったり、「本当に綺麗で素敵なテキスタイルを着ることが出来て嬉しい」と嬉しい褒め言葉をいただきました。

詳しい講演内容や現地の方からの質問などは、動画を撮ってきまして配信の許可も頂いてきたので当店のネット生放送で後日必ず放送しますし、オックスフォードでの着物についての講演を動画で配信するのはおそらく初めてのことではないでしょうか？

その他、写真をご覧ください

イギリスまでは飛行機で約12時間のフライトでした。まず何を着て行ったかというと、こんな時は三河木綿の厚地です。
シワになりにくく保温効果も抜群でリラックスして長旅をこなすことが出来ました。
正絹の着物だと難しかったと思います。

イギリスの街はロンドンもオックスフォードもこんな感じの石造りやレンガ造りの建物がほとんどで、非常に好感が持てました。治安の面の不安もありましたが私は着物でずっと過ごしていましたが、何か恐れを感じたことも無く人もニコニコして私を迎えてくれている感覚でした。
笑い話で、私のこの姿を見て喋りかけてこられる方のほとんどは日本人観光客か現地にお住まいの日本人の方でした。
「すごい、着物を着てるんでですね〜」「私も持っているんだけどね〜着たことがないのよね〜」「え？毎日きものを着てるって？」「それは大変でしょうね」などと、日本で聴ける言葉をまさかイギリスで聞くことになるとは。。（以下省略）