3代目です。

今日は東京からお客様がおみえになりました。

遠方からいらっしゃる理由はさまざまありますが、本日のお客様は私でも確かになるほどという理由でお越しくださいました。

元々は当店のYouTubeアーカイブをご覧くださったのがきっかけですが、ネット店舗では絶対に物理的に無理なことがあり実際にご来店くださる事になりました。

それは。。。。

色合いと風合いだけはネット画像だけでは絶対に伝わらない

私が一番愛用している京都浅見さんの長襦袢(叢雲)をご所望で、一度はメールを下さったのですが、当店の叢雲シリーズは基本的に白生地からお客様のお好きな色で染める事を前提に仕入れています。

長襦袢の説明は非常に長くなるので以下の動画をご覧頂くとして、

問題は「モニター越しの色は絶対に実物と多少違って写ってしまう」のです。好きな色に染まりますと言っても、ではこの色でという指定はメール上では実は難しいのです。
モニターに映る色はRGB(光の三原色)、プリントしたものはCMYK(色の三原色)として違うのはご存知でしょうか?
参考サイト:http://www.pc-master.jp/words/rgb-cmyk.html

また、風合いも実際に触ってみないと「硬い柔らかいしなやか」という感覚が人によって違うのでこちらもどうしようもなく伝えにくいのです。

着物がお洋服より優れていると私が勝手に思っている魅力として、微妙な色合いと手触りがあります。

特に絹の着物地が持つ光沢感としなやかさは世界に誇れると思います。

この優れた点は、実際に目で見て触れてみないと完璧に感じる事は不可能なのです。

これだけはメールでどれだけお伝えしてもしきれないので、お客様には申し訳ありませんが、ある程度までの色合いと手触りは私の主観でお伝えするしかないということをご理解頂いています。

最後はご自身の目と手で判断して頂きたいのが、私どもの本音ですしそれが一番お互いに納得の上でとなります。

もちろんネットの商品も自信があるのでお勧めしているわけですので、ご安心頂きたいのですが、私は色や手触りにこだわりたいと仰る方は是非ともご来店くださり、お手に取っていただけますと幸いです。

最近、ご遠方からのお客様も増えていますのでどうぞお気軽にお問い合わせください。