3代目です。
ブログを「はてなブログ」から変えてから、移行をしようと思っていましたが、移行すると以外と色々と面倒な事がわかったり
過去の記事にあまり私自身が興味がなかったりで(笑 なかなか移行して来なかったのです。
ただし、これは伝えたいという記事はたくさんあるので、今の情報も入れつつ書き直そうと心に決めました(ほぼコピペの時もあると思いますが)
では気を取り直して今日は!
水通しの重要性ってご存知ですか?
当店は、普段着の木綿や麻の着物でお買い上げ頂いた商品は
全品当店独自で水通しをしています。
なぜかは。。。
木綿はご存知の通り、洗うと縮みます。
6年ほど前までは木綿も着物専門の業者さんに出していましたが、業者さんに依頼した着物を自分が毎日のように着用していると、1回目の洗濯でかなり縮む感じがしていました。男物は対丈なので余計わかるのです。。
業者さんに依頼すると確かに綺麗に布目が揃ってシワもなく仕上がって来るのですが、最後の仕上げ段階でテンターと言う機械に通してしまうので、縮んだ状態を多くの場合は少し伸ばしてしまうのです。
もちろん絹などは専門の業者さんにお願いしているのですが、そんな理由で5年以上前から木綿や麻などは自社で行うことに決めたのです。
ということは、、
ほとんどの木綿は新品の状態から縮めて仕立てないと駄目なんです。
例えば、一部の産地の木綿の反物は、
「13m」の長さの反物が
自社で水通し後には
「12m」になります。
およそ10%も縮む物もあるんです。
皆さんにわかり易く言うと、そのまま仕立ててしまうと身丈が160cmの着物が144cmになってしまうんです。
そんなに縮んでは着れないですよね。。。
自分が自分の着物で色々経験し、今ではお客様の着物もすべて独自で水通しをしています。
そのかわり脱水の際に出来る少しの小シワは残っちゃいますが、縮む方が怖いのですべて手作業でアイロンがけしています。
始めのうちは多少シワが気になるかもしれませんが、木綿を良く買う方はわかっていらっしゃいます。
着れば着る程、また洗う程シワも気にならずなじんで来る。それが木綿なんです。
さぁ皆さんも木綿の着物を試してみませんか?
遠州木綿(オーダー仕立て込みで¥17,500から)
三河木綿(オーダー仕立て込みで¥23,760から)
当店のホームページ(以下のURL)でご覧頂けます。もちろんネットからお買い上げの商品も水通しをさせて頂いています。
http://kimono-hiroba.jp/SHOP/948410/list.html
木綿の着物の洗い方(動画)をご覧下さい。
(染織方法によって洗い方は異なります。洗う場合は自己責任でお願いします。)
最後におことわり。。産地の違いや同じ商品によっても差は出ることをご承知おきください。経験でかなり分かってきましたが、木綿の性質上、完全に縮みを防ぐことは出来ません。また説明どおり、洗った後の乾燥方法や季節によってもずいぶん変わることがあります。
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