3代目です。
2020年がもうすぐ終わろうとしております。
今年はなんと言っても新型コロナウィルスの事に終始振り回された1年ではなかったでしょうか?
当店と致しましても、3月・4月の緊急事態宣言の際には本当に驚くほどお客様のご来店が減り、時短営業にするなど感染予防に努めてまいりました。

この1年の皆様からの声で一番悲しかったのは「着物を着る機会がめっきりなくなった」「こんな時世に着物を着ていいのか?」などなど普段のお店では決して聞かないお言葉が皆さんの口から出ることでした。

そのようなお言葉を受け、当店が出来る事を考えた結果、お家にいても少しでも今の着物を知ってもらいたい気持ちで、10年前に始めたインターネット生放送「あづまや きものひろば てれびじょん」の他に新たに「あづまや テレビショッピング」の生放送を毎週月曜日の15:00から始めました。

機材なども見直し、お家にいながらでもある程度のクオリティーで着物をご紹介できるようになりました。

また、現在好評いただいております「リモート接客」も始め、コロナ過の中でも少しでも多くの着物好きなお客様に「着物って楽しい、嬉しい」を新しい形でご紹介していく事を決めた年でした。

実店舗にもここ数ヶ月でありがたいことにお客様のご来店が増えてきています。
もちろんコロナ予防にご協力いただきながらですが、県外遠方からのご来店もいただいております。

一方で、実行委員を務めさせていただいています「きものサローネ」や当店主催の「着物カーニバル」そして着物好きな方の着物を着る機会を創造する「キモノでジャック」などの大きなイベントはすべて中止になりました。そしてそれらのイベントは現在も休止中です。
そのような中ですので着物業界全体としては厳しい状況が続いているとお聞きしています。

近江商人の言葉に「三方よし」という言葉があります。売り手だけでなくお客様もそして世間もよしと言っていただける着物の世界を作る必要があると強く感じます。
それにはまだまだ特別なイベント着だと思われている着物を「もともと日本人が選んだ衣服」だという事を少しでも広め、特別な席でなくてもファッションとして、そして日常着としても十分機能を持つ着物をもっと知ってもらいそして増やす必要があると思います。

ご家庭で洗ってもなんともないと好評いただいています当店オリジナルの三河木綿や開発中の綿麻着物ももっともっと知ってもらいたいです。

2020年末になってもまだまだ、先が見えず不安の中ですが、来年2021年はさらにより多くの方に着物を通じて生活が豊かになっていただけるようあづまやスタッフ一同努めてまいります。

新型コロナウィルスが1日でも早く収束に向かい、皆様の健康とご多幸をお祈りいたします。

どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

株式会社あづまやきものひろば 柴川 義英