3代目です。
先日のYouTubeLiveでは「着物の染替えについて」お話しさせていただきました。
ゲストには先代からずっとお世話になっております山勝染工の中村さんをゲストにお呼びし、実際に当店が用意した着物生地にいろんな染め方でテストしていただきました。

染め替えとは?

染め替えとは、ご自身の着物はもちろんのことお母様やお祖母様の着物が
・「派手になってしまった」
・「汚れや色ヤケがある」
・「色が好みでは無い」
・「寸法(サイズ)が違う」
などの理由で、せっかくの着物が着られなのですが、もったいないのでどうにか生かせないか?という声にお応えし、色を染め替えお仕立て直しをすることにより再び着ることができるようにすることです。

染め替えに必要な注意事項やご予算

では、どんな着物でも染め替えられるかと言いますと、答えは残念ながら「NO」です。
いろいろな状況により変わって来ますが、色無地着物(柄がついていない着物)であれば余程のことが無い限り可能です。(要見積り)

まや、ご予算も見てみないことにはわかりませんが、おおよそ必要な加工として

・洗い張り(新品の場合は解きゆのしのみ)がおおよそ1万円前後
・色掛け(上から濃く染めること)がおおよそ1万円前後
・仕立て直し(単衣か袷かで大きく変わりますが)袷の場合はおおよそ2万5千円前後

上記はくれぐれもおおよそのご予算ですが、5万円くらいからです。
事前に染み抜きが必要だったり特殊な生地であったりする場合は追加となりますが、いずれもお見積もりを取ってからのお話になりますので、ご安心ください。(お見積もりは無料です)

詳しくは動画をご視聴ください

図解でわかりやすく

上記は、原反(赤い着物)のまま、「上から染めた」場合の結果です。

上記は、原反(赤い着物)に「色抜き」をしてから染めた場合の結果です。

上記は、原反(赤い着物)にシミがついたまま、「上から染めた」場合の結果です。

ちなみに、シミがあった着物を色抜きして染めた場合の結果は通常の「色抜き」に近い結果になります。

お見積もりは無料です。是非ともお気軽にご来店くださいませ

以上、少しでもご参考になれば幸いです。