3代目です。
いよいよ暑くなってきましたね。愛知は連日30度近くまで気温が上がってきました。
もうこれからの5月は初夏と呼んでもおかしくないですね。

そこで、3代目のこの3日間の着物の装い(長襦袢をメインに)をご紹介します。着て行った場所などもご参考に。

まずは3日前ミュージカルに行ったときのコーディネートです

5月11日(土)はてれびじょんでもご紹介したレジェンド家康公天下泰平組の皆さんが出演されたミュージカル「覇王の子」を観に行きました。

この日の予想気温は28度、しかも晴天ということもあって空もすっかり夏模様です。
しかし、自分の中ではてれびじょんで紹介した方々の晴れ舞台、そして着物屋の主人として色々と熟慮した結果。。。
*この自分の中でっていう所が肝です!

着物:本塩沢の単衣
羽織:お召し単衣
長襦袢:正絹洗える京都 浅見長襦袢 流砂

単衣でも暑い日ですが、さすがに5月初旬に夏物を着ることはありません。しかも礼を失しないように男子なら羽織も必須。
こんなときは長襦袢を快適にするに限ります。
汗をかくのは必須の状況ですので、京都浅見さんの夏襦袢、しかも家庭で洗える流砂にしました。

会場からの帰りはあえてタクシーを呼ばずに駅まで20分ほど歩いて帰ることしました。
おかげさまで風が出ていた日だっだので、風が吹くたびインナーが「すーっと」乾いていく感覚でとても涼やかでした。
もちろん、日差しの下で立ち止まっているとかなり暑いですが、それはお洋服も同じだったかと。

次の日は着物イベントに行った時のコーデです


*変な写真ですいません(笑

愛知キモノでジャックというイベントで単純にキモノ好きが集まる「参加表明不要」のお気楽なイベントです。
ここでは各個人が自由な装いでお見えになるので私もルールにこだわらず、尚且つ最新のコーデで行きたい所です。

この日の予想気温は前日とほぼ同じ27度、もう完全に夏ですね。
昨日は羽織を着てかなり汗をかいたので今日は無理しなくても良い会だし、ほぼ1日中屋外でかなり歩くのが想定されているし、超最新のワタマサさんの洗える正絹お召し着物を試す最高の舞台だし、久々に着流しを楽しもうということに。。。

着物:洗える(beta版)正絹 お召し単衣(丹後ワタマサ製)
長襦袢;本麻 小千谷長襦袢

日差しが出ていて女性陣は日傘率がかなり高かったです。男性もほとんどの人が着流し。そもそもこの時期に着る羽織を持っていない人も多いかと思いますが、プライベートの普段にそんなことを気にする必要もなく、寒ければジャンバーを着る、暑ければ脱ぐって感覚でしょうか。

結果は、、iphoneのヘルスケアを見ると1万歩以上歩いたようです。久しぶりに長距離を歩きました。日陰を選んで歩きましたがやはり汗ばみます。しかしそこは麻の長襦袢の本領発揮で抜群の吸湿性と気化熱を奪う効果で風が吹くたび「きもちいーー」って声が出るくらい涼やかでした。ワタマサさんのお召しもとても上質な細い絹糸で織られているので軽やかでさらっとした風合いでべとつかず最高でした。これがポリエステルなどのインナーだったら汗をかいても吸わない乾きにくいできっと室内でこもっていたことでしょう(笑

今日は通常仕事の日のコーデです

今日は特別どこにいくのもなく、普通の仕事の日です。
気温も基本室内なのであまり気にせず日常着の中から普通に選びました。
ただ、今日はお休み前の仕事でも動きが活発になりそうなので長襦袢は。。。

着物:絹木綿 単衣着物(あづまやオリジナル 染めネビュラス)
長襦袢:アイスコットン長襦袢(もちろん単衣)

アイスコットンは涼しいのもあたりまえなのですが、とても細い糸で織られているため柔らかな肌さわりが最高です。ただし、本麻に比べると汗をすう率は少なめなので屋外より室内の方が快適です。逆に冷房がかかりっぱなしの室内では本麻は寒く感じ綿の方が快適かもです。

という感じで長襦袢を工夫しております

長襦袢はどうしても後回しになる傾向ですが、普段着物を楽しむためにはとってもとっても大事なので是非ともご参考いただきますと幸いです。
皆さんも是非とも「夏こそ着物!」実践してみてくださいね!