3代目です。

本当はもっと早くこの話題を書く予定でしたが

題名の通り、着物男子急増中です。

しかも若い方で初めて着物の男の人がご来店くださいます。

写真の皆さんは20代。この中で一人のお客様(群馬の方)がてれびじょんを見たのがきっかけでご来店下さったのですが、話を聞くと他にも着物には以前から興味はあったと言われる方も一人。そして面白そうだからとただの付き添いで来た方も(笑

で、皆さんの口から出たのは「おぉ〜呉服屋に来たの初めて!」「すげ〜!」

次に口を開いていただいたのは「やっぱ着物屋さんはめっちゃ入りにくいしハードルが高いイメージ」「でもネットだけでは買いたくなかった」とのいつものお言葉が。

群馬からのお客様は実は学生時代名古屋にいらっしゃったので、その他の皆さんそのご友人で愛知県の方ばかり。

で、着物をどんな場面で着たいですか?とお約束の私の言葉に、「てれびじょんのまんまですねw」と言われながら

「もう決まってます普段着で!」「遠州木綿あたりで〜(よく知ってるなぁ〜)」

で、一人にお勧めしていると、「あ〜俺も着たくなっちゃった〜着物良い感じだね!」

「着物着てみんなでどこかに行くのが決まっているなら俺も買う!」

「しゃあ俺も!俺も!」

と、話が弾み(私はほぼ何もしておりません。押すなよ押すなよ状態です(笑

ちょうど皆さんがご来店下さったのが3月でしたので

結局、「そうだ、花見に行こう!」

という事になり、結局全員、写真のお姿になられました。

写真は出来上がった着物を皆さんで着て花見に行く様子。

その後、お一人の方にお花見いかがでした?と聞くと、スーパーな笑顔で「超面白かったっすよ!」と。

もう、私、嬉しいを通り越して感動すら覚えました。

なぜ感動したかというと、私が目指している着物屋の姿にまた一歩近づいた瞬間でした。

この商品が何木綿で〜こんな織り方で〜染め方で〜みたいなくだりで接客しているのがほとんどの着物屋さんだと思いますが、能動的になんか着物って良いね!着たくなったから、花見に行きたいから。着物着てみました。

ファッションに理由はありません。着たいから買う。カッコイイと思ったから買う。

この感覚、忘れないようにします。

*お写真は許可を得て掲載しています。