広幅生地は使い勝手がいいけれど、計算が大変

こんにちは、食欲の秋ですね。プチDです。
チッザに興味津々。

さて、今日は広幅生地で羽織を作る場合のの用尺の計算をしていました。
広幅というのは洋服地の幅の生地のことです。
厳密にどのくらいの横幅か決まっているわけではありませんが、1m以上あることが多いです。
対して小幅というのが、僕たちの見慣れた着物の反物のこと。
だいたい40cm前後。古い規格のものは狭いし、男物や太物は広いです。

広幅のいいところは、なんといっても裄の対応力。
小幅の場合、お背のある方は裄が出せなかったり、袖で継ぐ必要が出てきたりと大変。
対して広幅は横幅が広いので、裄がいくらあっても対応できます。
あづまやで言えば、三河木綿がこの広幅にあたります。

しかしながら、広幅は用尺計算が大変。
小幅の場合は、必要な分をサクサク切っていけばいいのに対し、
広幅の場合は、どこで何を取るか、幅や長さを計算しながらとっていく必要があります。
お客様の寸法によって、効率的な生地のとり方があります。
このパズル、なかなか唸る物があります(笑

今日はそんな勉強をして、頭がパンパンなプチDでした。

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今日のアイテム

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絹木綿

肌触りと光沢が特徴の絹木綿です。
今回は鮮やかなブルーをご紹介。
この絹木綿も、いまメーカーさんが一時生産中止とのことで、
なかなかレアな商品です。

色合いが透けるような水色で、キレイな発色です。
イメージは、雲ひとつない快晴に、鮮やかなネイルとレースの手袋をして、
袋いっぱいの美味しいバゲットを小脇に抱えて歩いてる感じ。